2020年と親の事
1年が終わる。
今年は特に時間の体感速度が歪んでるというか違和感というか。
きっと人生史上稀にみる1年だったなと後から振り返るんだろうなと思う。
思う事も沢山あって、書きたい事も沢山あったけど、喉元からせり上がってそこから先が出てこない感じだったな。
義父が亡くなったことが1番大きかった。
小学校に入った兄、幼稚園に上がった双子を会わせてあげられなかった。
みんなで書いた手紙が間に合わなかった。
昔義父に買ってもらった洗濯機を買い替えて、「あぁ、義父がいたら。。」とポロポロ考える自分にもびっくりした。
双子はおじいちゃんが天国で元気か、何しているか、ビールとお寿司は食べられているか毎日心配している(笑)
あぁ、もう親世代との時間はカウントダウンなのかと体感した。
私にとって「大人になる」ってのは、
親が亡くなった時なんだと思う。
私の親は2人とも生きていて、父親に関しては本当にもう本がかけちゃう位どうしようもない人間なんだけど、最近は存在しているだけでも少しは防風林的役割にはなるのかなと思ったりする。まだ相談したり、親のせいにしたり、ケンカ出来る。
そうする存在がいなくなって始めて大人なんだなぁと怖い。
みんないつかは通る道なんだけどね。
今年はコロナで親が死んだらどうしようとか真夜中にふと考えて不安になったりする夜もあった。
有限な時間をしっかりと過ごしたい、そんな12月。
双子や兄はめちゃめちゃ元気です。
また子どもの事も記録したい。
自粛ストレス我家の場合
我が家は旦那(雪国育ち)
鉄分濃いめの電車オタク兄
性格も顔も似てない双子3歳
体脂肪率を減らしたい私。
親、兄弟共に遠方。
コロナ拡大地域にみんな住む。
実家の母とはこまめに連絡は取る。だいたい笑い話をするが、つい最近は
「もし私達がコロナにかかっても絶対に帰るな。最悪の事態を迎えても自然淘汰と割り切ってくれ。葬式だって出るな。いつか落ち着いたら骨はよろしく!」と言われました‥
私も「私もワクチンなり治療が確立するまでは死力を尽くして逃げ切るが、万が一かかったら呼吸器疾患サラブレッドの私はイチコロだよ☆最悪死んでも親不孝はすまんが、嘆き悲しまずに元気に生きてくれ!」とかなり重めな話も出ました。
常に最悪を想像しては落ち込んだり、準備をしようとする私(最近万が一を想定して、コロナ入院セット用意すべきかとか、親しい人宛の手紙をしたためるか悩んでる)だが、
これは想像力のなせる業
最高のポジティブなのではと思いつつ日々You Tubeで筋トレに邁進している。
そんな我が家ですが、兄が日々のニュースを見た結果、コロナが怖いなと外には出たがりません。なので夫婦で夕食時などのコロナトークは自粛。暗号的に話すのみ。いつ普通の日々が戻るかは分かりませんが、
割に繊細な兄が「外は怖い(今は正しい認識では有るが。。)」とトラウマにならない様には考えて行きたい。
だから基本的には常に自宅待機。自宅保育。
双子は今のとこストレスとは無縁の様。謎に毎食ご飯を3杯食べててひたすら米がカラ‥なんだか双子で固まっては喧嘩を5分置きに繰り返すも楽しそう。
旦那も4月末までは自宅勤務。
大人も基本的には家から出ない。
こんな時に行かねばならない病院関係のみ。こんな時に虫歯とかね、溶連菌後の検査とかね。。とほほ。寿命が縮む。来週の歯医者を延期していいか先生に電話していいものか、そんなん怒鳴られたら嫌だなーとかめちゃめちゃ小心者の私は毎日考えて胃が痛い。目下それが1番ストレスかも。
一方旦那は水を得た魚の様に生き生きしている。何日外出しなくてもぜーんぜん平気!
雪国で冬を耐え忍んだ特性がここに来て開花した!
彼はきっと潜水艦乗組員や宇宙飛行士にもなれる(笑)マグロ漁船にも転職できると話したらそれはなんか違うなと否定された。
そして最近気付いた事。
多胎児と過ごすお母さん。
元々幸せのハードル低くないですか?(笑)
私はここ数年で双子と過ごして、めちゃめちゃ低くなった。
麒麟がくるを楽しみに一週間頑張れるし、温かいコーヒー1杯で馬に人参状態(笑)
だから、そんな私達はきっとこの苦境への適応力は半端じゃないのかもと思いつつ、来週ものらりくらりと過ごします。土日は適当!
去った3月
あまりに色んな事も去っていった3月。
1日1日を噛み砕いて、咀嚼して、過ごすのに精一杯。
今日兄に言われてやっと3月のカレンダーを4月にしました(笑)
もう入学式も入園式もないやろ!夏くらいまで休校でないか?と踏んでいたので(常に最悪を想定して自分を励ます変な癖あり)兄+双子の正装姿を写真撮影。
私は正直写真や思い出にあまり思い入れもこだわりもありません。自分の卒アルも全部捨てたし、写真も好きではない。そういう関連の子どもの写真等の管理もすごく苦手。
なので、入園式も入学式もなくて全然いい。桜はいつだって見られるし、子どものランドセル姿も幼稚園姿も落ち着いたら毎日見られる。ただ、遠方のジジババに元気の足しにしてほしくて3人を正装させた。
感想、3人一斉に着替えさせるのめちゃめちゃ面倒くさい。双子、幼稚園で着替えできない(笑)
でも、3人が並ぶ姿をみていろんな事がふっとよぎった。
双子の妊娠で血圧がいよいよギブで管理入院が決まり兄と別れた入院病棟前で別れた日。
呆然とする兄の姿が頭から離れなくてエコー撮られながら泣いた事。
双子が無事に産まれるのか、産まれても生きていけるのか、私の身体がもつのか?を毎日毎日考えてどうかなりそうだった日。
双子に関して夫との温度差に絶望した日。
夫にも母にも罵声を浴びせた日。
病院から見える博多湾の巨大客船が蜃気楼のようでただただ病室から眺めた日。
母から「兄が吐きました。でも大丈夫」とラインをもらっても何もできなった日。
佐々木倫子さんのマンガにめちゃめちゃ救われた事。
毎日お腹が重くて重くて歯を食いしばって病棟内を歩き回った事。
産まれた双子のあまりの細さと儚さに愕然とした日。
そんな日々を私1人でなくて、旦那も兄も母も私の兄弟達も関わってくれた人が暗中模索してきた。
そうして今3人の子が今いる。
こんな思いをして育ててきた子ども達をコロナにとられてたまるかとふと思った。
私が守ってきたものを守り続ける。
今、絶望したらあの日々の私の、みんなの頑張りに申し訳ないと思った。
日常はきれい事じゃない。
子ども達はうるさいし、面倒くさい(笑)!
肩の力は抜いて、熱い思いと冷静な頭でいたいと思った。
ちなみに、地震や台風を常に想定し、備蓄リストを作る私(常に最悪を想定しては自分を励ますという私的ポジティブさ)ですが、
食品などは不安ない中まさかの自分の下着がいよいよ履けないくらいなぎりぎりの状態になるという事態に見舞われました。。
要注意。
そして、鬼のように毎日ZUMBAをしたら体重が減るという(笑)
悪いことばかりじゃない!
4年に1度の肉の日
そうです。
閏年の今年は4年に1度の貴重な肉の日だったのです。
近所のお肉屋さんが2月頭から
「4年に1度のすき焼き肉特価販売」の案内を出していたので息子共々虎視眈々と2月29日を待ちわびていたのです。
副鼻腔炎でのたうち回りながら(笑)。
我が家の息子はかれこれ数年前にイヤイヤ期と赤ちゃん返りと母(私)がハイリスク双子妊娠によりメンタルガタガタになった影響を受けまくり、すごい偏食でした。
ひと夏をチョコスティックパンと牛乳で過ごした位。そんな夏になんとか受け付けたのが鰻丼とすき焼き(笑)季節感のなさよ。
実家の母が珍しく大盤振る舞いで買ったいい肉を息子がほぼ1人で食べ尽くした伝説も残っています。
そんな血と涙?の思い出が詰まったすき焼き、息子にせがまれたらいい肉買うしかないですよね?(我が家比で)
久々に食べたすき焼き、美味しかったです。
でも誰より大人たちが貪って食後苦しかったのは反省。牛肉食べると何だか幸せな気分になれるっていうし!嘘でもいいの、プラセボ、プラセボ!なんだか暗い気分になりがちな1週間でしたが(顔は痛いし)。。
牛肉のお陰で楽しい2月29日でした。
食べ物の力ってすごい。
何より、肉を噛みきれる事に喜びを感じた病み上がり(笑)
4年に1回の肉の日はこれから忘れなければ、すき焼きにしたいなと思った2月の終わり。
副鼻腔炎に寄せて
誕生日に寝込んだ、副鼻腔炎にて。
ひたすらに痛い、痛い、痛い。
リンパは腫れるわ、首から上は痛くて夜中も寝ては起きての繰り返し。
歯茎、歯、鼻、こめかみがうずく。
こんな常に痛みと長い時間過ごすのは陣痛以来かも。。な体感、継続中。
いい歳して、夜中涙なのか炎症からの変な汁なのかを目からだらだら(笑)
コロナやインフルエンザにばっかりピリピリモードでしたが思わぬ伏兵あり。
弱っている時にこそ人間の真価が表れるのだけど、自分はそんな時に子ども3人に優しく出来る余裕は無かったです。
なんか2月は私にとって鬼門だぞと何十年たって気づきました。だいたいインフルエンザもノロも2月。去年も風邪を拗らした。
鈍痛の中分析するに、年末年始の疲れを引きずり爆発するのが2月なんだろな。
もう3月になったので、副鼻腔炎と共に災難は2月に置いてきた!と自分に言い聞かせつつ明日からのロング春休みを過ごします。
長い春休みに関しては良くも悪くも思う事もあり。
去年の台風みたいに今までにない自然災害や疫病にこれからも遭遇しながらサバイブして生き延びなならんのだろうなと思うと、今回は今後の指針になるテストケースになるかなと。
物事の良し悪しはコロナが過ぎ去って分かる部分もあるよね。
我が家は今回の件で実家帰省も無くなり、義実家からのヘルプは可能性がゼロ(基礎疾患者あり)の状況です。
さて、そんな核家族、マンション住み、3人兄妹(双子含む)がどう引きこもり生活を送れるのか。
頑張りすぎない事を3月は頑張る。
そして、笑う。
子鉄とでべそとコロナウイルス
私の実家はお出かけ大好き!
母はそんな私達を「でべそ」と良く言っていました。でべその親分の血を引き継いだ私ももちろん超でべそ!
1日家にこもると体調が悪くなります(笑)
雪国の曇天で、乳児(兄)と室内で過ごす冬は発狂寸前でした!追い詰められて雪の降る、
人いない道を6ヶ月の兄抱っこして半泣きで歩いたのは今はネタ!(笑)
さて、もちろん我が子たちもでべそ。
兄は寒空の元でも公園で遊びたい派。
双子はさらに超でべそ。
パパが平日休みで、兄の幼稚園のお見送りに双子をお留守させようとするだけで玄関で泣き崩れます(笑)よっ、女優!
なので、今のこの
「あまり出掛けない方が身の為な時期」
非常ーに辛い!地味に辛い!
こんな事態想定してなかったので、六本木でやっている「天空ノ鉄道物語展」の前売りを喜び勇んで買ったものの、ビビりの母は足が伸びず。兄からの「六本木ついくのー?」コールが痛い。
行けないで終わったらごめんよ。
兄もその他、関東近郊に電車ウォッチに行けないのは寂しいようです。
が、最近彼は路面図や駅名、乗り継ぎにハマっているのが唯一の救い。
ただ、朝時間がある時に画用紙1面にひたすら南北線の駅名を書き連ねていくのはなかなかの迫力。。
旦那いわく「写経。」
そして急に中央林間の駅周りや、美園浦和への行き方聞かれても(笑)!
お母さんは関東わからないなぁー。
でも順調に子鉄の道を歩んでいるな!とホクホクしつつ。
今後、コロナが終息する事を望みつつも、
更に外出が厳しくなる場合にも備えて苦手な家遊びのレパートリーも引き出しを増やそうと思う今日この頃でした。
面白く生きるんだ
最近、子育てと自分がダウナーでした。
超低空飛行。
めちゃくちゃイライラする!
なぜ私が1分に1回くらいで誰かしらの鼻をかまなならんのか。
ゴミくらいゴミ箱に捨てろよ、子×3!
なぜ、双子はやたら演技派で文句言いたがりなのか。かさぶた痛いって絶叫すんな。
こっちはひたすら3食のメシに頭を悩ませながらママっ子巨大な3歳児×2をかわるがわる抱っこしてるんだ。
その横で兄は首都圏の鉄道網や好きな駅の情報の話をしてるんだぞ!
お母さんは聖徳太子じゃないし、腕だって2本!
疲れているから風邪引きやすいのか、風邪ひいてるから気持ちも弱るのか、育児する上でこの↑ループからは逃れられない訳で。
そうするともう全く声が出なくて、
「ワンオペ育児!筆談のみ!3日間の旅!」
みたいな日々を過ごしたり、体調万全でないのにフムスを食べ過ぎ、ジャンクフードが食べたくてたまらなくなって一平ちゃん貪ったら、そりゃお腹も下すわけで。。
まぁ抗生剤がきいたのかな?
もちろんメンタルも色んな事が悲しいやら、子どもにイライラするやら。
そんな時ふと!
「私、育児する前はもっと面白可笑しく、やりたい様に生きてたなぁ。」
と気付いちゃいました。
元々真面目な人間が育児を経て更に真面目、四角四面になり
「こうあるべき、こうあらねば、世間体、親の面子」
でガチガチになった今の私くっそつまらない人間だ!。自分ですらそんな友だちなりたくないなーな人間になりつつある今、子どもからみて私、嫌な母よな?と。。
私の母も割に口うるさい(テレビ時間とか、ジャンクフードとか)系でしたが、そういうのを超越する面白母ちゃんだったんですよ。
年頃の娘の水筒にしそジュース(まっぴんく)
オレオレ詐欺を説き伏せる
弁当の具がなくて1面茶色のさつま揚げ
私が使わない上靴で参観くる等々
書ききれないくらいエピソードはあって。
わー私も色んなものに縛られるのやめよ!って唐突に思いました。
とりあえず、今日はコンビニに子どもたちとおやつを買うんだ!と勇み足で行ったもののバスチーはどこ?
そして、
ブルガリアヨーグルトを選ぶ人、ハイチュウ選ぶ人、化石発掘チョコで手がチョコまみれになる人。個性のぶつかり合いに少し笑えた。
兄+双子の育児と家事で白髪増え放題ですが腐らずに楽しい事を見つけたい。
面白く生きたい。